読書記録3:100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集

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タイトル:100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集

作者:福井県立図書館

 

テレビCMの間、データダウンロードの間にちょっと手を伸ばしてクスッと楽しめる1冊です。

 

そもそも私自身、結構覚え方が雑なので、タイトルをみても「何が違う?」という感じからスタートしています。

そして、読めば読むほど自分が図書館で司書さんに問い合わせているような錯覚に…。

 

個人的には、

Q76独身男性が若い女の子を妻にしようとして色々失敗した話

Q74ウサギのできそこないが2匹出てくる絵本

の間違いが大好きです。

Q74は3歳のころから大好きだったんだけどな…でも言われてみれば…です。

 

思いがけなく興味深かったのは、タイトル集の後ろの読み物、

司書さんやレファレンスサービスについてのお話です。

ちょっと図書館巡りしたくなりました。

 

続編も出ていますね。

ちょうど図書館で借りるくらいがいいかなと感じる星2つ★★☆です。

 

読書記録2:解きたくなる数学

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タイトル:解きたくなる数学

作者:佐藤雅彦 大島遼 廣瀬隼也

 

ピタゴラスイッチのメンバーが作った身近で、ちょっと気になる論理的思考の本です。

本屋さんでパラパラっとめくって一目ぼれ。

 

ちなみに、私は数学が大好きです。

とはいえ…写真がとても多いので、我が家の論理的思考が全くもって苦手な中学生も勝手に読んで楽しんでいました。

ちょっとした謎解きクイズみたいで、肩ひじ張らずに読めるところが面白かったそうです。

 

私ももちろん楽しみました。

ただ、私にとってはあと5倍の問題量が欲しかった。。。

でも、そんなにあったらうちの子は手に取らなかったでしょう。

 

ちなみにうちの子がもっとも食いついたのは、問12です。

お金の問題、、、好きですよね~。

 

続編を期待し、星3つ★★★です。

読書記録1:スープ屋しずくの謎解き朝ごはん9

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タイトル:スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 朝食フェスと決意のグヤーシュ

作者:友井羊

 

スープ専門店を舞台とした、ちょっとミステリーときどきほっこり恋愛の小説です。

シリーズ第7弾となる今作の舞台は、主人公が企画した朝食フェス。

近年、パンフェスとか食べ物系のフェスをよく見かけますが、この小説のフェスはありそうでなかった場所で開催され、ちょっと覗いてみたい気持ちにさせられます。

 

主人公の目線が主催者なので、フェスの大枠で起きる事件が小説ラストの主流です。今回の事件は結構物騒だな…とちょっとだけ普段より身を引き締めて読んでしまいました。そして、前章までに出てきた出店者さんたちに当日何が起こったのか、どんな気持ちでどんな風にフェスを過ごしていたのか…という点にも興味が広がります。

主人公とスープ屋店長の関係もとってももどかしいところですが、いい大人同士だと、これがリアルなのかもしれません。

 

今作も期待通りの星3つ★★★です。